Social Impact Day 2024
Session
Session 5
2024.5.16 Thu 13:30~14:20
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無料
日本語・英語
❹ 知見の高度化
国連「持続可能な開発パフォーマンス指標(SDPI)」のご紹介〜サステナビリティ指標を持続性達成に必要な水準との相対的評価において考える
国連社会開発研究所(UNRISD)は、昨年「持続可能な開発パフォーマンス指標(SDPI) 」を開発し、運用に向けての動きを開始しています。この新たなサステナビリティ指標は、現在のESG関連指標が「何をどこまでやれば持続可能なのか」を規定していない弱みをもとに、「持続性達成に必要な水準との相対的評価」を検討する諸指標を集約するものです。サステナビリティの境界線やしきい値(threshold)で持続可能性を考える動きはこれから加速していくと考えられ、本セッションではその具体的な取り組みを取り上げます。
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Speaker
Ilcheong Yi 氏
Senior Research Coordinator, Alternative Economies for Transformation Programme & Transformative Social Policy Programme, UNRISD (United Nations Research Institute for Social Development)
国連社会開発研究所(UNRISD)オルタナティブ経済プログラムのシニア・リサーチ・コーディネーター。政治学者、社会政策専門家として、韓国ソウル大学、英国オックスフォード大学で学び、開発、SSE、社会政策、市場原理主義に代わる経済、民主的ガバナンス、脆弱な紛争国や国境地帯への統合的アプローチなど、さまざまな問題に取り組んできました。UNRISD に参加する以前は、九州大学准教授(2004-2008 年)、マレーシアMalaya大学東アジア研究学部韓国国際交流財団客員教授(2003-2004 年)、ノルウェーBergen大学Stein Rokkanセンター客員研究員(2002-2003 年)などを歴任。開発に関する多くの著作があり、共編著に『Emerging Trends in Social Policy from the South』がある。 2024年5月に『Emerging Trends in Social Policy from South: Challenges and Innovations in Emerging Economies』(Policy Press)を出版予定。
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Moderator
今田 克司Katsuji Imata
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 代表理事、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン 代表取締役
米国(6年)、南アフリカ(5年半)含め市民社会強化の分野でのNPO/NGOマネジメント歴25年。現在、日本評価学会副会長、休眠預金等活用法における指定活用団体評価アドバイザー、UNDP認定SDGインパクト基準トレーナー。金融庁・GSG共催「インパクト投資に関する勉強会」委員、経済産業省「インパクトスタートアップ選定に関する検討会」メンバー等歴任。B Lab (B Corp 認証を司る米国非営利団体)Regional Standards Advisory Group - Asia 委員、Blue Marble Evaluation Advisory Council 委員。