未来への扉が開く3日間

社会的インパクトに関する年次カンファレンス

Social Impact Day 2024

インパクト・エコノミーが実現する

“システム・チェンジ”

5.15 WED5.17 FRI

未来への扉を開くために

気候変動の深刻化や社会課題の複雑化・多様化が進む中で、官・民ともに「新しい資本主義」への転換の必要性が声高に叫ばれています。「新しい資本主義」への移行を加速させるには、従来の経済的なものさしではなく、社会的・環境的な価値という多元的なものさしで意思決定をしていく新たな社会経済システム(インパクト・エコノミー)が必要です。そのインパクト・エコノミーの担い手は、国や一部の機関(企業等)だけでなく、投資家でもあり消費者でもある意思を持つ私たち一人ひとりです。

“いかにして旧来の社会経済システムを変革できるか”
“いかにして持続可能で公正な社会を未来に残していけるか”
“いかにして人々の多様な価値観や生き方、尊厳が保障される社会が実現できるか”

これらの壮大かつ避けて通れない「問い」に対して、多様なアクターが参加型で議論を重ねて、一定の解を探っていくための場が、Social Impact Dayです。

私たちが望ましいと考える未来の扉を開くために、今こそ、インパクト・エコノミーと社会的インパクト・マネジメントの可能性を追求していきましょう。

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Session Area

インパクト・エコノミーを
実現する4つのエリア

1

新しい資本主義

資本主義のアップデートやオルタナティブ(代替)を考えるためのエリア

2

エコシステム

社会課題解決のためのエコシステムの形成、コレクティブ・インパクトを考えるためのエリア

3

リーダーシップ

インパクト志向の企業経営、エグゼクティブのリーダーシップを考えるためのエリア

4

知見の高度化

グローバルのインパクト・マネジメントの概念や方法論など最新動向について学ぶためのエリア

Keynote Speech 1

2024.5.15 Wed 10:20~11:10

笹川平和財団ビル11F 国際会議場
※オンライン配信あり

無料

日本語・英語

❶ 新しい資本主義

❹ 知見の高度化

インパクト会計をめぐるグローバルな潮流と今後

社会的価値をもたらす企業をどのように適切に評価するかについての議論が活発化しています。評価方法の実現可能性、標準化、比較可能性、その応用、そして透明性要件への統合に特に注目が集まっています。スピーカーであるChristian Heller氏は、ビジネス主導のイニシアチブであるThe Value Balancing Alliance (VBA)の創設者兼CEOであり、ドイツ政府の持続可能な金融諮問委員会の副議長、およびBASFの副社長です。VBAは、ハーバード大学のImpact-Weighted Accounts InitiativeからスピンオフしたIFVIと共に、企業活動の影響を金銭換算して開示する方法としてのインパクト会計を開発し、テストしています。これは企業自身とそのステークホルダーのためです。

基調講演では、まず、Heller氏がインパクト会計と世界における潮流を概観します。次に、VBAの会員企業でもある三菱ケミカルグループ株式会社の執行役員、チーフサステナビリティオフィサーである三田氏、スイスのビジネススクール、IMBのソーシャルイノベーションセンター長、EMBAプログラム長であるFarber教授を交えて、インパクト会計の意義と課題について議論し、参加者からの質問にも答えます。

  • Christian Heller 氏

    Speaker

    Christian Heller 氏

    CEO Value Balancing Alliance e.V. / Vice President BASF SE / Co-chair Sustainable Finance Committee to the Federal Government of Germany

  • 三田 紀之 氏

    Speaker

    三田 紀之 氏

    三菱ケミカルグループ株式会社 執行役員 チーフサステナビリティオフィサー

  • Vanina Farber 氏

    Speaker

    Vanina Farber 氏

    elea Professor of Social Innovation and Dean of the IMD EMBA program

  • 高木 麻美

    Moderator

    高木 麻美

    一般財団法人 社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事、株式会社Stem for Leaves代表取締役

Keynote Speech 2

2024.5.15 Wed 13:30~14:00

笹川平和財団ビル11F 国際会議場
※オンライン配信あり

無料

日本語・英語

❶ 新しい資本主義

❹ 知見の高度化

チャイルドレンズ投資とは〜将来世代を最優先に考える投資フレームワークの紹介

昨年、広範な投資関係機関との協力をもとに、国連児童基金(UNICEF)が開発したチャイルド・レンズ投資フレームワーク(CLIF)。CLIFは教育や保健といった子どもに深い関連のある分野への投資はもちろんのこと、広い分野の投資においても常に「子どもの利益を最優先においた視点の投資」を考えるものです。子ども中心の政策策定は、UNICEF始め国際機関や各国政府で進められていますが、これを金融・投資戦略に活用するためのフレームワークに仕立てたという意味で画期的です。フレームワークの概要とインパクトエコノミーへの貢献、日本の広範な関係者がいかに参画できるか、ロスタミ氏が紹介します。

※参考:https://simi.or.jp/grc/unicef_cli/

  • Alexander Rostami 氏

    Speaker

    Alexander Rostami 氏

    Chief and Founder of UNICEF’s Global Innovative Finance Hub in Helsinki

  • 今田 克司

    Moderator

    今田 克司

    一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 代表理事、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン 代表取締役

Keynote Speech 3

2024.5.15 Wed 14:00~14:30 

笹川平和財団ビル11F 国際会議場
※オンライン配信あり

無料

日本語・英語

❶ 新しい資本主義

❹ 知見の高度化

インパクト投資におけるインパクト・マネジメントの現状と課題〜BlueMark の最新ベンチマークレポートをもとに

2020年に事業を開始したBlueMarkでは、インパクト投資の第三者検証サービスを中心事業としながら、インパクト測定・マネジメント(IMM)の業界標準を世界に広げる取り組みを進めています。この基調講演では、5回目の発表となる年次報告書、「メイキング・ザ・マーク」のグローバルリリースを行い、インパクト投資家のIMMの取り組みが進んでいる点や改善点の分析を伝え、投資家のインパクトエコノミーへの貢献に向けた動向を探ります。

※参考(昨年のレポート):https://simi.or.jp/grc/投資家が行うインパクトマネジメントのベンチマ/

  • Christina Leijonhufvud 氏

    Speaker

    Christina Leijonhufvud 氏

    CEO, BlueMark

  • 今田 克司

    Moderator

    今田 克司

    一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 代表理事、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン 代表取締役

※スペシャルセッションにつきましては、セッションタイトル、詳細等は変更となる可能性があります。

Special Session 1

2024.5.15 Wed 11:30~12:40

笹川平和財団ビル11F 国際会議場
※オンライン配信あり

有料

日本語・英語

❶ 新しい資本主義

❷ エコシステム

❸ リーダーシップ

コレクティブインパクトで目指す新たな資本主義「共助資本主義」の実現

社会的インパクト創出を経済活動のムーブメントとするためには、企業、行政、非営利法人など多様なステークホルダーが協働する必要があります。2023年4月に、経済同友会が発表した提言『共助資本主義~「企業のパーパス」と「共感」を起点とした「アニマル・スピリッツ」の覚醒~』では、民間企業が社会課題の解決に向けて「共助」の取組みに参画し、新たな需要やイノベーションの創出とwell-beingを実現する経済社会を提唱しています。本セッションでは、経済同友会、インパクトスタートアップ協会、新公益連盟の代表を招聘し、経済合理性限界曲線を超える共助資本主義の実現に向けたマルチセクターによる社会課題解決について紹介します。

  • 高島 宏平 氏

    Speaker

    高島 宏平 氏

    オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役社長

  • 小沼 大地 氏

    Speaker

    小沼 大地 氏

    NPO法人クロスフィールズ・代表理事、NPO法人新公益連盟・理事

  • 米良 はるか 氏

    Speaker

    米良 はるか 氏

    READYFOR株式会社 代表取締役CEO、インパクトスタートアップ協会 代表理事

  • 青栁 光昌

    Moderator

    青栁 光昌

    一般財団法人社会変革推進財団 専務理事

Special Session 2

2024.5.15 Wed 14:50~15:50

笹川平和財団ビル11F 国際会議場
※オンライン配信あり

有料

日本語・英語

❶ 新しい資本主義

❷ エコシステム

本質的な社会課題解決を促す「システムチェンジ投資」とは

もっとも深刻かつ複雑な社会問題(Wicked Problem)にアプローチし、持続可能な社会を実現するためにはどうすればいいのか。社会的インパクトを創出するだけでなく、社会システム全体の変容を促し、根本的な課題解決につなげる新たな投資の概念「システムチェンジ投資」。欧米諸国ではシステムチェンジ投資についての議論がはじまっています。本セッションでは、グローバルの動向や事例から学び、日本発のシステムチェンジ投資の可能性を考察していきます。

  • Dominic Hofstetter 氏

    Speaker

    Dominic Hofstetter 氏

    Executive Director, TransCap Initiative

  • 加藤 有也

    Speaker

    加藤 有也

    一般財団法人社会変革推進財団 事業部 インパクト・オフィサー

  • 川端 元維

    Moderator

    川端 元維

    一般財団法人社会変革推進財団 インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリスト

Special Session 3

2024.5.16 Thu 09:30~10:20

オンライン配信

有料

日本語

❶ 新しい資本主義

❸ リーダーシップ

パーパス経営と社会的インパクト: 持続可能なビジネスの新たな可能性

本セッションでは、「パーパス経営とインパクト」に焦点を当て、企業が利益追求だけでなく社会的使命や価値を追求する重要性について触れていきます。また実際の企業事例から、パーパス経営を実践することで社会的・環境的なインパクトの創出と企業価値の向上、また持続可能なビジネスモデル構築につながっているのかを紹介し、未来を切り拓くビジネスの新たな可能性について参加者の皆さんと一緒に考えていきます。

  • 入山 章栄 氏

    Speaker

    入山 章栄 氏

    早稲田大学大学院経営管理研究科、早稲田大学ビジネススクール 教授

  • 鴨崎 貴泰

    Moderator

    鴨崎 貴泰

    一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 専務理事、認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 常務理事/社会的インパクトセンター長、長野県立大学客員准教授

Special Session 4

2024.5.16 Thu 10:30~11:40

オンライン配信

有料

日本語

❶ 新しい資本主義

❷ エコシステム

Beyond Impact Investment:インパクトエコノミー実現の2ndステージへ ~GSG Japan NAB設立10周年に、次の10年戦略を構想する

2014年7月に設立され、今年で発足10周年を迎えるGSG国内諮問委員会。日本国内におけるインパクト投資市場規模は、2023年5月時点で5兆8,480億円に到達しこの10年間で目覚ましい成長を遂げています。本委員会では、日本におけるインパクト投資の普及拡大を常にリードしてきました。10年の活動の軌跡とインパクト投資市場の成長を振り返り、さらなるエコシステムとインパクトエコノミー拡大のためのこれからの展望を紹介します。

  • 渋澤 健

    Speaker

    渋澤 健

    シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役、コモンズ投信株式会社 取締役会長、株式会社and Capital 代表取締役CEO、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員

  • 須藤 奈応 氏

    Speaker

    須藤 奈応 氏

    Impact Frontiers ディレクター

  • 塩田 裕子 氏

    Speaker

    塩田 裕子 氏

    丸井グループ 執行役員 サステナビリティ部兼ESG推進部 部長

  • 鵜尾 雅隆 氏

    Moderator

    鵜尾 雅隆 氏

    認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事

Timetable

Speakers

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開催日時・会場
DAY1 2024年5月15日(水) 10:00-18:20
笹川平和財団ビル11F 国際会議場
DAY2 2024年5月16日(木) 9:30-18:00
オンライン配信
DAY3 2024年5月17日(金) 9:30-13:00
オンライン配信
主催
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ

一般財団法人社会変革推進財団
アーカイブ視聴のご案内
「Social Impact Day 2024」に「早割」「通常」「エンゲージド・メンバー同時申込(個人)」いずれかの有料チケット、エンゲージド・メンバー特典の無料参加枠、招待枠(登壇者等からの招待)でご参加いただいた皆様は、全セッションのアーカイブ動画をご覧いただけます。アーカイブ視聴は2024年5月末より配信開始を予定しております。視聴準備が整い次第、事務局よりメールにてご案内いたします。
連携イベントのご案内
日本における社会・環境課題解決に向けて、産官学等の枠組みを超えて多様な関係者・ステークホルダーが議論し、協働・対話等のコミュニケーションをより促進・活性化させるため、Social Impact Day 2024は金融庁インパクトコンソーシアム主催の『インパクトフォーラム』と連携し、2024年5月14日から5月17日を“Impact Week”として、国内外の幅広いネットワーク・関係者と協力しつつ開催します。
インパクトコンソーシアム

Ticket

  • 4/30
    まで

    早割

    ¥ 7,000

    全セッション
    アーカイブ視聴 ○
    +2,000円で懇親会付き

  • 通常

    ¥ 10,000

    全セッション
    アーカイブ視聴 ○
    +2,000円で懇親会付き

  • 無料

    Free

    基調講演・無料セッションのみ
    アーカイブ視聴 ×
    オンライン参加のみ

オススメ

エンゲージド・メンバー同時申込

個人会員
¥ 12,000
組織会員
¥ 50,000 / ¥ 100,000

全セッション
アーカイブ視聴 ○
懇親会 〇

2025年6月末までのSIMIメンバーシップへの加入と全メンバー特典が受けられます
* 詳細は「エンゲージド・メンバー同時申込のご案内」を参照

エンゲージド・メンバー同時申込
(組織会員/個人会員)のご案内
SIMIエンゲージド・メンバー制度とは、社会的インパクト・マネジメントを広く世の中に普及し、より多くの人が取り組むことができる社会基盤の構築を共に推進する有償メンバーシップ制度のことです。セミナー等を通して国内外の最新トレンドについて共に学び、実践していくことで社会的インパクト・マネジメントを世の中に普及啓発しています。

本イベントにお申込みと同時にSIMIのエンゲージド・メンバーへの入会申込をされた方は、様々な特典を受けることができます。
例えば、Social Impact Day2024の全セッションへの参加無料や、SIMIが開催する社会的インパクト・マネジメントやインパクト投資等に関する研修・イベントの参加費割引等です。エンゲージド・メンバー制度について詳しくは、こちらをご覧ください。

協賛 Sponsors

後援 Supporters

内閣府 中小企業庁 金融庁 UNDP 新公益連盟 ISA 国際交流基金 経済同友会

About Us

【主催】

一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(Social Impact Management Initiative:SIMI)は、日本において事業者、資金提供者・仲介者、行政、中間支援組織・シンクタンク、評価者・研究者など多様なメンバーが連携して、日本全体として「社会的インパクト・マネジメント」を普及させるためのマルチセクター・イニシアチブです。2024年3月現在、約330の個人・組織が参加しています。

VISION
社会的インパクト・マネジメントが実装され、社会課題解決や社会価値創造が行われている社会
MISSION
あらゆる組織の社会的インパクト・マネジメントを促進するとともに、組織や業界、活動分野を越えた参画・協働を加速する共創基盤を提供します。

詳細はこちら

社会課題解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会を目指し、自助・公助・共助の 枠組みを超えた社会的・経済的資源循環のエコシステムの実現を目指しています。従来のインパクト投資・社会起業家支援事業やエコシステムビルダーとしての役割に加えて、インパクトエコノミーの実現に向けて地域活性化・機会格差・ヘルスケアの3領域でシンボリックな事例づくりに取り組むとともに、新設したImpact Economy Labを通じて最先端知見の開発と政策提言を通じたThought Leadershipを発揮していきます。SIIF は日本財団から助成を受けこれらの活動を行っています。

VISION
社会課題解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会の礎をつくる
MISSION
自助・公助・共助の枠組みを超えて、社会的・経済的資源循環のエコシステムをつくる

詳細はこちら
【共催】
GSG
SPF

(Day1共催)

AVPN

(セッション共催)

AVPN

(セッション共催)

【協力】
HUB
impact-shift