Social Impact Day 2024

Session

Session 4

2024.5.16 Thu 16:00~16:50

オンライン配信

有料

日本語

❹ 知見の高度化

データから見る日本におけるインパクトエコノミーの現状

2017年の設立以来、SIIFは様々な調査を実施し、多くの定量データを蓄積してきました。また各種の研究会の運営を担い、メンバーとして参画することで、広範な有識者、実務家の定性的な知見も収集してきました。それらデータ、知見の蓄積を通じて、インパクト投資やインパクトエコノミーの進展について、現在地や今後の課題も見えてきています。本セッションでは、これまで得られたデータ、知見からわかる数年の変化を概観しながら、インパクト投資やインパクトエコノミーがメインストリームになるにはどんなドライバーが必要となるか、などを議論していきます。

  • Speaker

    太田 珠美 氏Tamami Ota

    株式会社大和総研 金融調査部ESG調査課長、主任研究員

    慶應義塾大学法学部法律学科卒業、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(ファイナンス修士)。 大和証券株式会社でリテール営業や企画部門を経た後、2010年に大和総研に転籍。日本株式市場やコーポレートファイナンス関連のリサーチ業務に従事。2017年からサステナブルファイナンスを担当、2019年より現職。日本証券業協会「カーボンニュートラル実現に向けた証券業界に対するアドバイザリーボード」メンバー。主な著書に「理系人材のための金融経済リテラシー」(一般社団法人金融財政事情研究会、共著)、「資本市場に向けた人的資本開示」(一般社団法人金融財政事情研究会、共著)など。

  • Speaker

    工藤 清美 氏Kiyomi Kudo

    株式会社エフピーブラッサム代表取締役/CFPⓇ、1級FP技能士

    大学卒業後、シンクタンクに勤務。結婚後は夫のシンガポール赴任に同行し、2人の子育てに奮闘する。専業主婦歴約10年の後、仕事に復帰。金融機関に勤務しながら、早稲田大学大学院ファイナンス研究科を修了。論文「ドルコスト平均法の有効性の分析~リスクの視点から」で日本FP学会賞を受賞する。2012年にFPとして独立。米国でのFP視察に刺激を受け、現在は商品販売に頼らないフィーベースの顧問FPとして、お客様の資産形成をサポートする。日本FP学会正会員、WAFP関東(女性FPの会)元会長(~2023)。著書「資産形成トレーニング」(PHP研究所)。

  • Moderator

    織田 聡Satoshi Oda

    インパクト・エコノミー・ラボ ナレッジ・デベロップメント・オフィサー

    鉄鋼メーカーの原価管理を皮切りに、留学、戦略コンサルティングファーム、スタートアップ企業等を経て2019年当財団に参画しました。調査研究チームリーダーとして、インパクト投資やインパクト・マネジメントなどの実践知を形式知化、体系化し、KFS(成功要因)を編み出すことが目下の最重要課題です。仕事を行う上でのモットーは”Inspire, impact and innovate Japan”。ソーシャル・イノベーションにより日本を社会課題解決先進国にすることを志しています。MBA、USCPA(Initial Certificate)。