Social Impact Day 2024
Session
Session 3
2024.5.16 Thu 13:40~14:30
オンライン配信
有料
日本語
❶ 新しい資本主義
ソーシャルインパクトの「呼び水」〜日本における触媒的資本の活用〜
欧米を中心としたソーシャルインパクトの世界で実践知の集積が進んでいる「カタリティック・キャピタル(触媒的資本)」。この概念は、インパクトスタートアップや非営利事業のソーシャルインパクトの拡大やその前提としての財務的成長の「呼び水」になるリスクマネーとして整理が進んでいます。本セッションでは、海外のカタリティック・キャピタルにまつわる議論や実践を参照しつつも、日本のソーシャルセクターにおいて、すでに起き始めているソーシャルビジネスおよび非営利団体への「触媒的資本」に相当する資金を提供している実践者の方々をお招きし、「カタリティック・キャピタル」の概念をどのように社会へのインパクトの拡大と深化に活用できるかのヒントを探します。
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Speaker
岨中 健太 氏Kenta Sowanaka
みてね基金
2005年に株式会社イー・マーキュリー(現在の株式会社MIXI)に入社。SNS「mixi」や創業事業の求人情報サイトの事業責任者、新規事業の立ち上げ、カスタマーサポート、障害者雇用など、幅広い業務を経験。2019年12月から「みてね基金」の立ち上げを開始。現在はみてね基金事務局に関わりながら、MIXIの複数部門の業務を手がける。
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Speaker
小崎 亜依子 氏Aiko Kozaki
日本民間公益活動連携機構(JANPIA) 出資事業部 部長
2024年1月より、JANPIAの出資事業部をリードし、日本におけるインパクトファーストなインパクト投資市場の創造に取り組む。 ESG投資のプロフェッショナルとして、2007年より日本総合研究所において、企業のESG側面の分析手法を開発し、金融機関等のESG投資戦略や商品開発を支援。日本証券アナリスト協会設置の「企業価値分析における ESG 要因研究会」委員などもつとめ、日本におけるESG投資の普及啓発にも貢献。2020年から2022年まで、金融庁においてサステナブルファイナンス専門チームの立ち上げや関連政策の策定支援に携わる。
ピッツバーグ大学公共政策国際関係大学院・修士課程修了、慶應義塾大学総合政策学部卒。公益社団法人 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA) -
Moderator
川端 元維Motoi Kawabata
一般財団法人社会変革推進財団 インパクト・エコノミー・ラボ インパクト・カタリスト
大学卒業後、カナダのソーシャルベンチャーでインターンを経験。帰国後、自動車部品メーカーの法人営業として欧州・アジア市場等を担当。全寮制の中高一貫校に出向し国際キャリア教育に携わった後に転職、教育系企業での新規事業開発と米国NPOの日本担当を兼務。2015年に「人・組織・社会の変容デザイン事務所 innovate with」を設立。海外の財団や投資家と日本の社会起業家をつなぎ、インパクト戦略策定・実行支援・評価を行いつつ、日本各地で起業家精神を育むエコシステムづくりに携わる。2023年、世界の社会変革の知見を日本の現場につなぐために当財団インパクト・エコノミー・ラボに参画。イギリスの政治経済大学院でソーシャルビジネスとアントレプレナーシップの修士号取得。